プーチンの実像 証言で暴く「皇帝」の素顔 : 朝日新聞国際報道部,駒木明義,吉田美智子,梅原季哉 : プーチンの世界 : フィオナ ヒル,クリフォード・G. ガディ : プーチンとロシア革命: 百年の蹉跌 : 遠藤良介 : ルポ プーチンの戦争 (筑摩選書) : 真野 森作 : オーケストラ! スペシャル・エディション(2枚組) [DVD] :  : ベラルーシを知るための50章 (エリア・スタディーズ158) : 服部 倫卓,越野 剛 : 日本自立のためのプーチン最強講義 もし、あの絶対リーダーが日本の首相になったら : 北野 幸伯 : カラマーゾフの兄弟 ドストエフスキー原作 [DVD] :  : 善き人のためのソナタ スタンダード・エディション [DVD] :  : プーチン 最後の聖戦  ロシア最強リーダーが企むアメリカ崩壊シナリオとは? : 北野 幸伯 : オーケストラ! スペシャル・エディション(2枚組) [DVD] :  : 罪と罰 ドストエフスキー原作 [DVD] :  : 揺れる大国プーチンのロシア (NHKスペシャル) : NHK取材班 : The Lost World of Communism : Peter Molloy : 監視国家―東ドイツ秘密警察(シュタージ)に引き裂かれた絆 : アナ ファンダー :

old street

 

JUGEMテーマ:地域/ローカル

6月1日から外出禁止緩和せStep 2に進むロンドンより。

 

日本は予定よりも早く緊急事態宣言が解除され、東京はロードマップの進み具合も速いので大丈夫なのかという声があがっているようですが、こちらは日本とは桁違いの感染者・死者がでているというのに、外出制限緩和が着々と進んでいて、公園もビーチも人で溢れかえり、もう心配するよりも開きなおるしかなさそうです。

 

さて、5月半ばからのコロナ関連のニュースをまとめます。

 

5月22日

プリティ・パテル内務相が、6月8日からイギリスに入国する人に14日間の隔離生活を要請することを発表。

詳しくは『コロナ対策・入国後の隔離&マスク』参照。

 

日本では、黒川元検事長が外出自粛中に賭け麻雀をしたことが発覚し、大騒ぎになっていたその頃イギリスでは、ボリス・ジョンソン首相のアドバイザーであるドミニク・カミングス氏の話題で持ちきりに。どちらも首相に近い人、こんな大事な時期に一体何の嫌がらせで足を引っ張っているのかという感じです。

カミングスは何をしたかというと、3月末にコロナウィルス感染の疑いがあり、同時期に感染が発覚したボリスやマット・ハンコック保健相同様、自宅で隔離生活を送っていました。いえ、送っているはずでした。しかし、カミングはロンドンの自宅から400勸幣紊睥イ譴臣聾汽澄璽薀爐頬れていたのでした。イギリスでは3月23日の夜に外出制限が出されました。基本は自宅から出てはいけないし、ボリスが何度も「セカンドハウスにも行かないように」「高齢の両親にも会わないように」と繰り返していたのです。ところがカミングスは、3月27日に奥様に感染の疑いが出たので、自分も病気になったら大変と、その晩、車を運転し実家に息子を連れて行ったのでした。奥さんに症状があったので、この時点で、カミングと息子は14日間隔離しなければならないのに。翌日ロンドンに戻り、自分にも症状が現れたため、仕事を休んで隔離生活を始めましたが、その数日後。息子の具合が悪くなったので再びダーラムを訪れました。症状が軽いとはいえ、感染の疑いがあり、いつ悪化するかもわからないのに自ら運転したのです。同じ状況の国民は、規則に従って自宅隔離をしていた人も多いはずです。

 

5月25日

夕方、カミングスのインタビュー生中継、言い訳と開き直りで大顰蹙。日本だとワイドショーで大騒ぎされ、即辞職になりそうです。イギリスでも当然大騒ぎで、ニュースはコロナの状況よりも、こちらがメインになっていたし、辞職を求める声が国民、野党からだけではなく与党からもあがっていましたが、辞職する気もなければ、ボリスも仕方ない状況だったと庇うばかりで、政権への不信感が募ります。

 

カミングスのインタビューの後、ボリスが6月1日から外出制限緩和Step 2に進むことを発表。5月10日の緩和計画発表では、Non Essential Shopsが再開される予定でしたが、車のショールームと屋外のマーケットのみ再開になります。この2カ所は感染リスクが少ないので様子をみて、他の店舗は6月15日から再開ということです。いろいろなお店が開くのを楽しみにしていましたが、もう2週間の我慢です。また、スポーツの無観客試合と学校は予定通り再開されるようです。開催開始時期はスポーツによって様々ですが、プレミアリーグは6月17日再開予定です。再開する場所は、ソーシャルディスタンスをとれるようにいろいろ工夫をしています。

 

5月27日

NHS Test and Trace

NHS Test and Trace: How it works

ハンコック保健相がNHS Test and Trace system開始発表。5月初めの発表時点では、スマホのアプリが5月中に利用できるようになるということでしたし、22日のパテル内務相の会見では「6月8日から入国する人はアプリをダウンロード」ということでしたが、アプリは遅れているようで、とりあえずマニュアルで開始します。感染が確認された人は、最近接触した人の情報をシステムに登録し、25,000人の追跡のスタッフが感染リスクの高い人に電話・メール・テキストで連絡をするということらしいです。日本でいう‘濃厚接触者’へのコンタクトでしょうか?

今までなかったのか・・・という疑問ですが、2月初めはスーパースプレッダーも発覚し、濃厚接触者感染が国境を越えて発覚していたので追跡をしていたでしょう。3月初めは、同僚の行きつけのパブに訪れた人の感染が発覚し、パブは消毒のため1週間ほど営業中止になっていたので、おそらく追跡していました。イギリスの感染者がまだ50人ほどの時は、追跡可能だったのだと思います。3月5日に100人を超え、外出制限が発表された3月23日は6,650人、あっという間に感染が拡大したので無理だったのでしょう。

せっかくのシステムですが、感染者が接触したと認識している人のみです。日本のクラスター班のように、感染疑いのある日にちと場所を調べ、同じ場所にいた人に店舗・自治体が呼びかけることはしないのでしょうか? 今のところ外出は制限されているので、濃厚接触者が家族か医療・介護関係者に限られるかもしれませんが、学校やお店が再開、仕事に復帰する人も増えると、直近1週間ぐらいの行動を調べて立ち寄った場所を追跡していく必要があるのですが、どうなるのでしょう?

 

しかし、あんなにアプリで追跡と言っていたのに、急いでマニュアルで始めるということで「カミングスの事件から目を逸らさせるためじゃないか」などといわれたり、このシステムがうまくいくかどうかもわからないのに、学校再開は難しいという声も。

韓国のようなアプリ方式は、国がクレジットカード情報とか個人情報をしっかり握っていれば、かなり効果的に利用できるでしょう。しかし、イギリスはダウンロードを強制するわけではなく、情報も限られていそうです。日本のクラスター対策は、日本人の真面目さ、緻密さ、正直さなどがあってこそ、うまく行くような気がします。そして日本の場合、早くからのクラスター対策と『3蜜』のおかげで、どういった場所・状況で感染しやすいかを多くの国民が理解しているので、今後の感染拡大を制御しやすいでしょう。イギリスはというと、マニュアルでもアプリでもいろいろ中途半端、感染状況への知識もなく、結局、自由奔放な国民によりまた感染が拡大するか、何もしなくても勝手に収束して「イギリス、よくやった!」で終わるのかもしれません。

 

5月28日

Step 3に予定されているレストラン・バーの再開が、予定の7月4日よりも早まる可能性があるとボリスがいいました。一般商店の再開予定が、6月15日と2週間遅れているのに、非常に不思議な話です。

 

5月29日

リシ・スナック財務相からSelf Employed Income Support Scheme(SEISS) の8月31日までの延長と、Coronavirus Job Retention Scheme(CJRS) の変更が発表されました。詳細は6月12日発表ですが、今回発表されたことを簡単に描きます。

3月〜6月の詳細は『イギリス・給料の80%補償の詳細』を参照。

 

Self Employed Income Support Scheme(SEISS)

  • 過去3年(もしくは対象期間)の利益の70%を補償(5月末までは80%)
  • 3カ月分でMAX£6,570 (5月末までは£7,500)
  • 8月に一括申請

Coronavirus Job Retention Scheme(CJRS)

  • 7月1日よりFurlough 中の人がパートタイムで仕事をすることが可能になる
  • 労働日・時間は契約通りの給料を雇用主が全額支払う
  • 8月1日よりEmployer NIとPension Contributionは申請できなくなる (補償は80%)
  • 9月1日よりFurloughの補償70%、上限£2,187.50に変更
  • 10月1日よりFurloughの補償60%、上限£1,875に変更

詳しくは6月12日に発表。

 

5月30日

ソーシャルディスタンスを守りながら、屋外で6人で集まることが許可されることが発表されました。また、UK内のスコットランドとウェールズには行けることになりました。慎重派の人は、感染が抑えられているとは思えないのに、どうしてこんなに何事もなかったかのように緩和が進むのか疑問。また、許可される以前に、既にたくさんの人がビーチや公園で大勢で集まったり、BBQをしたりしていると怒っている人もたくさんいます。

 

それにしても、本当にたくさんの人が何事もなかったかのように、外に溢れかえっています。仕事をしていない人、在宅の人が多いので、住宅地の公園は通常の何倍も人がいます。これで感染を防ぐのは相当難しいような気がします。ヨーロッパ諸国が自由に行き来できるようになっても、イギリスだけ取り残されることになるかもしれません。

By amour | London | 2020年06月01日 20:18 | CM : 0 | TB : 0
By スポンサードリンク | - | 2020年08月08日 | CM : 0 | TB : 0